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テロメラーゼ阻害によるがん細胞選択的放射線増感効果

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 児玉 靖司  大阪府立大学, 大阪府立大学 大学院 理学系研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要ヒト線維芽肉腫由来HT1080細胞を用いて、テロメラーゼ阻害剤MST-312(0.5μM)処理による放射線増感効果を調べた。HT1080細胞を、MST-312(0.5μM)存在下で約30回分裂させた後、1)MST-312が存在しない培地でコロニー形成、2)MST-312(0.5μM)存在下でコロニー形成の2通りの方法でX線感受性を調べた。その結果、MST-312処理は、2Gyでは全く放射線増感効果が見られないが、4Gy, 6Gyと線量が増加するにつれて増感効果が大きくなり、しかも、MST-312処理時間が長い方が効果が大きくなることが分かった。本研究の成果は、放射線とテロメラーゼ阻害剤MST-312の併用処理が、放射線致死効果を増大させる可能性を示している。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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