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リン酸化蛋白質を網羅的解析するための電気泳動ゲル用蛍光染色剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 木下 英司  広島大学, 医歯薬学総合研究科(医), 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では、ナノモル濃度のリン酸化生体分子を選択的に捕捉できる蛍光発色団を有するオリジナルな分子(蛍光性フォスタグ)を用いた高精度な電気泳動用ゲル染色剤の開発を目指し、1新規蛍光性フォスタグの合成を実施し、次いで、2電気泳動ゲル中のリン酸化蛋白質の網羅的染色法の開発を試みた。その結果、ゲル染色剤のプロトタイプとなる有能な誘導体の合成に成功し、精製標品のリン酸化蛋白質であるカゼイン、卵白アルブミン、ペプシンのリン酸化フォームを検出することに成功した。また、細胞抽出液の試料においては、広範な等電点領域のリン酸化蛋白質を検出した。今後は、癌や神経変性疾患等の治療薬や診断法の開発に貢献する新しい蛍光イメージング法として事業展開を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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