スタチン外用による難治性皮膚潰瘍の新規治療法の開発
研究責任者 |
浅井 純 京都府立医科大学, 大学院医学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | スタチンの外用剤としての有効性およびその機序について検討し、これにより、今までにない新しい皮膚潰瘍治療剤の開発の可能性を検証することを目標とした。糖尿病マウス難治性皮膚潰瘍モデルを用いてスタチンを局所投与したところ、優位に創傷治癒が促進した。スタチン外用群では創部の血管・リンパ管新生が増加するとともに、創傷治癒に重要な細胞の一つであるマクロファージの浸潤数が優位に増加した。これらはスタチンによる創傷治癒促進作用の機序の一つと考えられた。in vitroで培養リンパ管内皮細胞にスタチンの刺激を加えたところ、リンパ管内皮細胞の脈管形成が促進された。今後はこれらの結果を元に実用化を目標として研究を継続していく予定である。
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