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1-メチルシクロプロペン徐放包括ナノファイバーの創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉井 英文  香川大学, 農学部, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要植物ホルモンの一つであるエチレンがエチレン受容体に結合すると果実の成熟が促進されるが、エチレンは老化も促進するため果実が適熟状態となった後は品質低下を招く。1-メチルシクロプロペン(1-MCP)ガスは高いエチレン阻害作用を持ち、果実の成熟遅延効果剤として注目されている。この1-MCPをα-シクロデキストリン(CD)に包接安定化させたサブマイクロサイズの結晶を作製した後、エレクトロスピニング法を用いて1-MCP包接CD結晶を包括したポリエチレンナノファイバーを作製した。果樹包装紙内の湿度に応答してエチレン作用阻害剤1-MCPを徐放する環境湿度応答型ナノファイバーを作製しその特質を明らかにし、1-MCPの徐放挙動を推算する手法を提案した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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