血管内皮機能指標としての皮膚ガス一酸化窒素濃度測定システムの開発
研究責任者 |
伊藤 宏 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 生活習慣病等に関係する生体情報を無侵襲・低侵襲でモニタリングできるセンサとデバイスの開発のひとつとして、ヒトの皮膚ガス一酸化炭素(NO)濃度の簡易的測定システムを作り上げることを目標とした。その結果、指先、手などの非常に限られた部位から試作した皮膚ガス採集デバイスによって皮膚ガスサンプルを採集し、再現性の高いNO濃度測定に成功した。また、本研究では、皮膚ガスNO濃度が加齢に伴って上昇すること、加齢に伴う血圧や脈波談判速度(PWV)の上昇と相関関係が認められたことから、皮膚ガスNO濃度が血管内での循環調節機能や動脈硬化に関する生体情報をモニタリングできる可能性が示唆された。今後の実用化に向けてサンプル数を増やしてさらに検討していく。
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