新規なフロートキャスト法によるナノセラミックス細胞足場材料の開発
研究責任者 |
岡田 正弘 大阪歯科大学, 歯学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 生体骨に類似した構造をもつ低結晶性ハイドロキシアパタイトナノ粒子からなる新規な透明体の開発を目的とした。この透明体は、低結晶性ハイドロキシアパタイトナノ粒子の水分散液を基板上でキャスト(乾燥)することで作製されるが、作製時にクラックが発生するため、細胞の増殖性や機能性などを評価する際に求められる面積・形状で作製することが困難であった。このような問題を克服するために、新規な製造方法「フロートキャスト法」によって、目的とする形状かつ大面積化した透明体の製造を達成した。この透明体は、先行技術と比較して、製造コストが低い一方で機能性(細胞接着性)に優れるため、再生医療用の細胞培養基材としての実用化が期待される。
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