Gemininの特性を利用した血小板誘導薬スクリーニング系の立ち上げ
研究責任者 |
本橋 ほづみ 東北大学, 大学院医学系研究科ラジオアイソトープセンター, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 試験管内血小板産生誘導系を開発しGemininの発現量もしくは活性を測定可能なスクリーニング系の構築を目標とした。試験管内での巨核球様細胞の誘導には成功したが、血小板産生までには至らなかった。巨核球へ分化誘導すると比較的早い時間でGeminin の発現は抑制され、その後、DNA 含量が著しく増加することが観察された。これはin vivo での巨核球の成熟過程と良く一致していた。そこでこの誘導可能な株で、Geminin の発現量を誘導的に調節することができる細胞株の樹立を試み、Geminin発現抑制によってDNA含量の増加とともに、巨核球としての表現型が再現されることを確認する予定である。
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