ナノ分散自己組織化技術により光散乱と封止性を一体化した光ダイオード用多機能透明成形材料の開発
研究責任者 |
竹井 敏 富山県立大学, 工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究では、1透明性、2光散乱性、3封止性、4熱硬化性、及び5ガスバリア性に優れる発光ダイオード用多機能透明成形材料の開発を目的とした。金属微粒子を用いる既存の材料では達成が困難であった光散乱と封止性との一体化を、精密な高分子設計によるナノ分散自己組織化の発現により達成した。開発した発光ダイオード用多機能透明成形材料の組成物に関する知的財産を共同研究会社と出願し、大手材料メーカに中規模製造の委託を実施した。本材料を製造する材料メーカ、成型加工メーカ、及びデバイスメーカという一連のビジネスモデルを構築した。今後、大学から企業グループに開発の主導権を移し、近い将来には目的とする多機能透明成形材料の実用化が可能になると期待される。
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