汚染土壌中重金属の低環境負荷・高効率除去を実現するキレート洗浄技術の開発
研究責任者 |
長谷川 浩 金沢大学, 物質化学系, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 有害金属汚染土壌に対する環境改善技術において、現在は物理的或いは生物学的手法が主流であるが、汚染除去率の向上や処理コストの低減には化学的洗浄法の導入が不可欠である。本研究では、有害金属汚染土壌を対象とした化学的キレート洗浄技術に取り組み、土壌中に含まれる重金属を低コストで環境負荷の無いレベルまで低減するキレート剤及び洗浄法を基礎的に検討した。キレート洗浄では、洗浄後の土壌に残留したキレート剤による環境汚染を防ぐために、生分解性キレート剤を用いた。本技術は、重金属による土壌汚染を根本的に解決する新しい要素技術として、様々な土壌汚染に対しての適用が期待できる。
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