OMIC小型加速器を用いた高純度ガンマ線放出核種製造技術の確立と新規分子プローブ標識法の開発
研究責任者 |
榎本 秀一 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 岡山メディカルイノベーションセンター(OMIC)における放射性核種の製造及び反応条件の検討のために、今回、研究責任者らは、理化学研究所仁科加速器研究センターの大型加速器施設を利用し、トランスアクチノイド元素群の高効率で迅速な製造方法の開発を行った。このトランスアクチノイド元素群には、ハロゲン化物イオンによる陰イオン錯体形成を対象に、Rfと同族元素のジルコニウム(Zr)やハフニウム(Hf)が含まれる。核医学用に応用するため、これらの化学分離方法並びに化学形態について調べた。今回、検討した各種放射性核種の製造方法、化学分離方法の結果を転用し、今後はOMIC所有の小型サイクロトロンを用いて89Zrなどのトランスアクチノイド元素の放射性核種の製造に着手する。
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