O157集団感染の初期制圧を目指したShiga toxin迅速高感度検出法の開発
研究責任者 |
高橋 美帆 同志社大学, 生命医科学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究では、腸管出血性大腸菌汚染食材から、Shiga toxin(Stx)を高特異性、高感度かつ迅速に検出できる新規手法の確立を目標とする。まず、個々のStxファミリーに対する新規プローブとして、様々なエピトープを有する一連の抗Stxモノクローナル抗体、ならびに特異的ペプチドプローブを確立し、高感度検出のための抗体-抗体、抗体-ペプチドの組み合わせを最適化した(達成度80%)。さらに本ペプチドプローブを用いて、Stx B-サブユニットとの相互作用を化学発光により特異的かつ高感度に検出する、本研究の根幹となる系を確立した(達成度60%)。今後、ファミリーならびにバリアント特異的Stx検出系として確立し、汚染食材への応用(達成度10%)を目指す。
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