1. 前のページに戻る

全固体アルカリ形燃料電池用無機水酸化物イオン伝導体の膜化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 忠永 清治  大阪府立大学, 大学院工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要我々は先に、Mg-Al系層状複水酸化物(LDH)の圧粉体ペレットがアルカリ形燃料電池の電解質として使用可能であることを見出した。この燃料電池をさらに高出力化するためには、電解質膜の薄膜化・大面積化が必須である。本研究開発では、ガラスペーパーやガス拡散層として用いている触媒を担持したカーボンクロスを支持体として用いることにより、Mg-Al系LDH電解質膜を構築することを検討した。その結果、これらの支持体を用いることにより最大約5cm^2、電解質層の厚み約100μmの電解質膜を得ることに成功した。この電解質膜を用いた燃料電池が、ペレットを電解質として用いた場合に比べ大きな出力を示すことを確認した。目標とした25cm^2の電解質膜を作製するには至らなかったが、プロセスを最適化することにより大面積化は十分可能であると考えられ、実用化に向けて一歩前進したと考えている。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst