日本人男性不妊症診断ツール(Y染色体微小欠失)の開発
研究責任者 |
高 栄哲 金沢大学, 医薬保健研究域医学系集学的治療分野(泌尿器科学), 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 挙児を希望するカップルの10%は不妊症であり、その半数は男性に起因する。Y染色体の長腕には精子形成領域(AZF)がある。AZF微小欠失診断をヒトゲノム人種多型性を考慮し、日本人男性に特化した簡易診断ツールの開発を目的とする。特異的位置マーカプローブはヒトゲノムデータベースを下敷きにしたSTSを利用するものの、我々の研究成果を基礎にした人種特異多型を加味した日本人男性不妊症に特化したプローブを実用化し普及を図る。実用キットはマルチプレックスSTSプローブに特異的なDNAを増幅し、さらに特異プローブを固相化ウェル化し、核酸ハイブリダイゼーション法によって検出する。迅速かつ簡易なキットを作成する。
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