新規がん抑制遺伝子を標的分子としたがん早期診断法の開発
研究責任者 |
久郷 裕之 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 申請者らが新規のがん抑制遺伝子として同定したPITX1の発現動態および機能解析を通して、「PITX1―テロメラーゼ抑制経路」をとりまく制御ネットワークを明らかにし、その情報を元にがんの予防・診断・治療へ応用するがんトランスレーショナル・リサーチの推進およびその実用化を目指す。本研究期間において、1PITX1 抑制マイクロRNAの同定とその抑制効果の確認および2特定がんにおけるPITX1の発現低下が悪性度と相関し、悪性度マーカーとなる可能性を見出した。一方、PITX1による増殖抑制効果を検討するための資材の作製までに至らなかった。したがって、総合的に達成度は70%と評価した。今後は、本研究期間中の成果をさらに伸ばし、がんトランスレーショナル・リサーチの実用化を目指す。
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