研究責任者 |
森田 洋 北九州市立大学, 国際環境工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | アルギン酸ゲルの三次元的な網目構造が光触媒の接触効率を高めることに着目をし、可視光応答型光触媒をアルギン酸ゲルに包括固定化することにより、従来にない高殺菌機能性を有する光触媒固定化ビーズの創生を行った。S-TiO2に銅を複合化することにより殺菌性能は飛躍的に向上し、本高性能光触媒ゲルビーズは大腸菌汚染水に対して、20000 Lxの可視光照射下において30分の接触で最大6オーダーの殺菌効果が認められた。また本ゲルビーズは、連続使用により若干の殺菌性能の低下が起こるものの、150時間の連続使用においても、180分の接触で6オーダーと高い殺菌性能が維持される結果となった。本成果により高性能光触媒ゲルビーズの水処理技術(殺菌処理技術)への利用可能性が大きく広がった。
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