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左右外耳道内脈波による非侵襲的脳内圧測定法及び測定装置の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 降旗 建治  信州大学, 工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要頭蓋内圧は脳室内の脳脊髄液の示す静圧成分、呼吸器系変動成分、および循環器系脈動成分から成る。解剖学的に脳脊髄液は内耳と密接な関係にあり、幾つかの経路を経て鼓膜まで伝搬している。そこで、医療現場で計測可能な外耳道内脈波による非侵襲的脳内圧測定装置を3セット試作した。そのセットを利用して、一般企業の健康な方40名を対象として、5週間にわたり合計446データを収集した。これらのデータから、静圧成分は直接測定できないが、外耳道内脈波の呼吸器系変動成分は瞬時心拍数変動との相関関係が認められること、頸動脈脈波から外耳道内脈波までの伝達関数は医療現場で有効な生体情報を示していること等が明らかになった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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