1. 前のページに戻る

キクイモサポニンの花粉症軽減効果とその応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 片山 茂  信州大学, 農学部, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要本課題では、キクイモサポニンの花粉症状軽減効果を検討するとともに、耕作放棄地の再生利用モデルとしてのキクイモの利用に関する採算性について検証した。キクイモ粉末をメタノールで抽出した後、イオン交換カラムに供してサポニン粗画分を得た。メタノール抽出物(ME)とサポニン粗画分(SF)の花粉症状軽減効果について花粉症モデルマウスを用いて検討した。8週間自由摂取させた結果、ひっかき回数は、MF摂取群で67.0%、SF摂取群で91.5%の減少がみられた。血清IgE濃度は、それぞれ78.0%、70.2%の減少が認められた。以上の結果から、キクイモサポニンの花粉症状軽減効果が示された。一方、SFの回収率は0.116%と低く、採算性を実現するためには収率を上げる精製手法の見直しが課題となった。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst