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進化的に早期分岐したトリパノソーマ類などの真核生物エネルギー代謝における酢酸産生系酵素の役割

研究課題

国際的な科学技術共同研究などの推進 戦略的国際科学技術協力推進事業 SICP フランス

研究代表者

北 潔  東京大学, 大学院医学系研究科, 教授

研究期間 (年度) 2011 – 2013
概要本研究交流は、寄生虫のエネルギー代謝の基礎研究によってそのユニークな性質を明らかにし、モデル系としてのトリパノソーマの研究からさまざまな寄生虫感染症の病原体となる原虫の増殖を抑え、殺虫することを目指す。具体的には、日本側は原虫に特有な代謝系酵素群の特徴を調べ、その立体構造情報から、酵素活性に対する阻害剤のコンピューターによるドラッグデザインを行い、フランス側はこれら酵素群の生理的意義について、遺伝子破壊を用いた解析を行う。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、最終的にはクーリングタワー(熱交換器)の温水中や、温度の比較的高い沼や池で増殖する自由生活性のアメーバによる環境汚染の制圧などにもつながることが期待される。
研究領域ライフサイエンス

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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