機能特性の詳細解析を可能にするネギ属野菜代謝物アトラスの開発
研究代表者 |
執行 正義 山口大学, 農学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
概要 | 本研究交流は、ネギ属野菜における二次代謝物の蓄積を網羅的に解析してデータベースを構築し、さらにゲノム解析データなどと統合することで、創薬などに利用可能な遺伝子群を探索することを目的とする。具体的には、日本側でネギ属野菜の標準品種と改良系統について二次代謝物の蓄積と遺伝子発現のプロファイルデータを収集してデータベース構築を行う。ニュージーランド側でそのデータを主要な化合物群ごとに整理し、二次代謝物の動態を遺伝子発現データと比較することで、鍵となる遺伝子群を特定し、さらに、ゲノム解析データと統合することで、その染色体上での位置を特定する。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、ネギ属野菜におけるゲノム情報を用いた育種が大きく進展し、高機能性品種の開発につながることが期待される。
|
研究領域 | 機能性食品 |