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壁を有する建物の耐震性能に関する調査

研究課題

国際的な科学技術共同研究などの推進 戦略的国際科学技術協力推進事業 J-RAPID

研究代表者

市之瀬 敏勝  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授

研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要2010年にチリで発生した地震(Mw = 8.8)は、最大地動加速度が390gal以下であったにも拘らず、耐震壁を持つ中高層建物が大きな被害を受けた。一方、 2011年の東北地方太平洋沖地震(Mw = 9.0)は2000galを超える加速度を記録し、継続時間は3分を超えていたが構造被害は少なかった。 本研究は、この被害状況の違いが生じた原因を明確にすることを目的とする。具体的には、日本側は東北地方の被災建物の分析を担当し、米国側はチリ国内の被災建物の分析を担当する。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、東北地方太平洋沖地震のような地震動にも耐えうる耐震壁や構造物の条件が明示される。また、各国の設計基準の見直しの際にも、この研究によって構築されたデータベースが有効に活用されることが期待される。
研究領域東日本大震災

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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