研究代表者 |
植松 光夫 東京大学, 大気海洋研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究は、福島第一原発事故による放射性物質の拡散、生物資源に対する被害などの海洋環境への総合影響評価を行うために、生態系を含めた物質循環の観点から海水および海底堆積物中の放射性物質の挙動把握を目指す。具体的には、福島沖から西部北太平洋海域における海水をはじめとした試料の採取を日本側と米国側が期間をずらして行い、放射性物質および放射線量の計測を実施する。また、データの信頼性確保のために、採取試料を日米双方で分析して比較検定を行う。このように両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、広範囲に及ぶ実測データを海洋拡散数値モデルに提供することができるようになり、放射性物質が太平洋へ及ぼす影響を精度よく評価できることが期待される。
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研究領域 | 東日本大震災 |