沈降粒子による人工放射性核種の海洋内輸送に関する調査研究
研究代表者 |
本多 牧生 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境変動領域, チームリーダー
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究は、2011年3月に発生した福島第一原発事故により放出された人工放射性核種がどのようなメカニズムで西部北太平洋に輸送され、海洋内循環するのかを定量化するものである。具体的には、米国ウッズホール海洋研究所と協力して西部北太平洋の3カ所にセジメントトラップを長期係留し、時系列的に沈降粒子を捕集する。そして沈降粒子中の人工放射性核種を測定することで、その時空間変動を明らかにする。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、米国側の放射能測定技術と解析能力、日本側の海洋観測技術と海洋学データの解析能力の相乗効果により、効率的な調査研究の実施が期待される。
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研究領域 | 東日本大震災 |