福島原発事故汚染地域において電離放射線が野鳥に及ぼす影響の包括的評価
研究代表者 |
渡邉 守 筑波大学, 生命環境科学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 本研究は、福島原発事故による放射線の被ばくが野鳥に与える生理、行動、繁殖への影響について調べることを目的とする。具体的には、日本側は放射線が繁殖に与える行動生態学的影響評価を担当し、フランス側は放射性物質の挙動と生態毒性学的モデルの作成を担当する。また、アメリカの研究グループが生物化学的経路への影響評価で日仏研究チームに協力する。日仏の共同研究に米国グループの協力が加わることによって、放射線への被ばくが体内でどのような生物化学反応を起こして繁殖に影響し、個体群動態の変化につながるかという一連のプロセスが明らかになる。同時に、放射線による悪影響の根本原因がどの生理要因によるのかについても明らかになる。
|
研究領域 | 東日本大震災 |