東北日本沈み込み帯における古地震・古津波研究:東北地方太平洋沖地震と巨大地震サイクルの解明
研究代表者 |
遠田 晋次 京都大学, 防災研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究では、東北地方太平洋沖地震の津波被災域において過去の津波堆積物を見出し、その拡がりを調べるとともに、誘発された陸域正断層の活動時期を特定することによって、巨大地震発生史の解明を目指す。 具体的には、日本側は長期的な隆起・沈降を示唆する海岸地形や陸域断層地形の調査、津波堆積物調査、プレート固着・変形の数値計算を担当し、フランス側は誘発された陸域正断層の物理探査とトレンチ掘削調査を担当する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、海溝型巨大地震の地震サイクルを明らかにするとともに、海溝型地震と内陸地震活動との相互作用の解明、南海トラフなど他地域での巨大地震の長期評価に示唆を与えることが期待される。
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研究領域 | 東日本大震災 |