研究責任者 |
深井 原 北海道大学, 北海道大学病院, 医員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 独自に開発した新規臓器保存液を用いて、心停止や長時間の冷保存心など、従来は生着させることが困難と考えられていた心臓を、移植用のグラフトとして使用できる程度の障害に抑える方法を見出すことが目的である。われわれが作成した新液は酸素の供給によって保護効果が増強されることが細胞実験で示されていたが、その詳細なメカニズムは明らかではない。 本課題ではラット心の冷保存・移植モデルで新液の心保護効果を検証し、至適条件、作用メカニズムを明らかにするために、冷保存心をメタボローム解析し、作用点を炙り出す。また、心冷保存における、酸素需要、酸素の供給法、を検討し、臨床応用可能な方法論を構築する。
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