アルツハイマー病の治療・予防用「脂肪由来幹細胞薬」の実用化研究
研究責任者 |
内田 隆史 東北大学, 農学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 皮下脂肪から採取調製した脂肪組織由来間葉系幹細胞(AD-MSC)を神経細胞に分化させ、機能が低下した神経細胞を置き換えることで、アルツハイマー病の治療・予防用することを目的とした。これまでに、GFPトランスジェニックマウス(グリーンマウス)から、緑の蛍光を発するAD-MSCを調製することができるようになった。このAD-MSCを用い、AD-MSCそのものが神経細胞に分化しているのか、それとも、AD-MSCが産生するサイトカインが宿主幹細胞に作用しているのかを明らかにしたいと考えている。しかしながら、AD-MSC採取時には様々な細胞の混入があり、さらに間葉系幹細胞中に多分化能を有する細胞はわずかしかおらず精密な解析は困難である。そこで、まずこの2つの問題を解決することを目的にAD-MSCクローン性株細胞の樹立・解析を行った。
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