脳機能の解明を指向したNMDA受容体イメージング剤開発
研究責任者 |
高島 好聖 浜松医科大学, メディカルフォトニクス研究センター・応用光医学研究部門, 助教
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 本申請課題は、NMDA受容体アンタゴニストのPETプローブ化を実現するため、ほとんどのアンタゴニストに共通して含まれるフェナシルアミノ構造を11C標識できる一般的な新規多段階合成法の確立を目指すものである。多段階11C標識法の確立のため、本申請課題前半(平成23年度)では、非放射性条件下で多段階合成を構成する各素反応の高速化について検討を行い、後半(平成24年度)には放射性核種を用いた標識実験により[11C]フェナシルアミノ基を構築することを計画した。各素反応が数分以内に進行することを確認し放射性条件下での反応を検討中である。また、連続合成が想像以上に困難となることが判明し、別法についても検討を行っている。複数の合成ルート検討により、11C-フェナシルアミノ構造を構築し、一連のNMDA受容体アンタゴニストのPETプローブ化を目指している。
|