研究責任者 |
宇高 恵子 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | ヘルパーT細胞(Th)を誘導するMHCクラスII分子結合性ペプチドに修飾を加えることにより、Th の誘導効率を500倍程度まで高める工夫を考案し、その作用機序について解析を行った。さらに、マウスを用いた免疫実験で、修飾ペプチドを使えば、本来は免疫寛容にある腫瘍抗原に対する Th も効率よく誘導できることが明らかになった。今後、系統的に機序の解明とデザインの至適化をはかりたい。またさらに、in vivo における抗腫瘍活性を検討して、悪性腫瘍に対する免疫療法の効果を高めるのに利用したい。これらの結果をもとに、国内特許の出願を行った。
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