研究責任者 |
伊藤 慎治 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ研究拠点, 特任助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | Oxo63の電子スピン共鳴(ESR)スペクトルが酸素濃度に依存して変化することを利用して、ESR法やオーバーハウザー効果MRI(OMRI)法で酸素濃度の分布を画像化できる。しかし、局所的な生体組織の酸素濃度マッピングを行う場合、薬剤が標的組織外へ分散してしまうために、高精度なマッピングを行うことが困難であった。Oxo63を標的組織に局在させて投与できるように、アルギン酸ビーズにOxo63を封入したものを試作しているが、Oxo63がビーズから溶出してしまう問題がある。本研究ではビーズ表面にリン脂質被膜を形成し、酸素応答機能を保ちながらOxo63が溶出しないビーズの作製を課題とする。
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