微生物を触媒としたグラフェン流動性電極を用いたバイオマス電気生産
研究責任者 |
吉田 奈央子 豊橋技術科学大学, エレクトロニクス先端融合研究所, テニュアトラック特任助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本課題では、自然環境から選択的に酸化グラフェン還元微生物を集積培養することで、細胞外電子伝達細菌、つまりは電流生産菌を導電性物質であるグラフェン上に選択的に集積する技術を開発した。このグラフェン-酸化グラフェン還元微生物複合体(以下、G-GORB複合体)は自己凝集する電流生産の場且つ電極として作用するため省容積な微生物燃料電池として期待できる。本年度は、10mM酢酸ナトリウムを添加した場合で陰極に白金またはステンレスワイヤーを用いた場合で6mW/Lの出力を得た。今後、電子供給源をさらに高分子かつ高エネルギーな物質に置き換えることで、さらなる電力生産力の向上に取り組む。
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