概要 | リード化合物であり、3位にアシルグルクトシル基を有するケルセチン誘導体より容易、且つ収率良く合成可能な化合物として、フラボノールの5位に糖部位を有する8種類のケルセチンラムノシド及びケルセチンアシルラムノシドを分子デザインし、ケルセチンから5工程、トータル収率約1%で目的の化合物ケルセチンアシルラムノシドの合成に成功した(リード化合物はケルセチンから9工程、トータル収率約0.5%)。これらの化合物は全て新規化合物である。得られた化合物のほとんどがメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA 株,S. aureus OM481,OM584)に対して有効な抗菌活性を示したが、リード化合物であるアシルグルクトシルケルセチン誘導体程の活性は認められなかった。
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