脳機能イメージング用マイクロイメージングプローブの開発
研究責任者 |
小山内 実 東北大学, 医学系研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 神経回路における情報処理様式及びその動特性を解明するためには、ニューロン活動を多細胞から同時にイメージング法で計測し、単一ニューロン活動を自由に制御する必要がある。そこで昨年度に引き続き、脳機能イメージングのためのマイクロイメージングプローブの研究開発・評価を行った。最適な光学系を得るためにより詳細な検討を行い、最も効率の良い光学系を見出し、イメージングプローブのプロトタイプを完成させた。このプロトタイプを用いて蛍光測定を行ったところ、蛍光ビーズ像、脳ブロック標本中の蛍光タンパク質を発現している細胞の画像を捉えることに成功した。さらに、脳スライス標本におけるカルシウム動態をも捉えることに成功した。この成果は、本課題で開発したマイクロイメージングプローブが直ちに in vivo 脳機能イメージングに使用できることを示している。
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