研究責任者 |
由比 真美子 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター, 畑作園芸研究領域, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | ソバの形質改良手法を拡大するため、遺伝形質の早期固定を可能にする葯培養技術の開発を試みた。新品種「にじゆたか」を材料として、効率的なカルス誘導条件の解明と再分化個体獲得を目標に、様々な培養条件を試験した。植物ホルモンとして種々のオーキシンおよびサイトカイニンの組合せを検討し、同時にショ糖およびその他の有機物添加濃度の効果も検討した。カルス誘導率は0~40%の範囲で様々であり、一部のカルスから発根が見られた。目標としていた再分化能の高いカルス誘導条件の確定には至らなかったため、今後さらに詳細な条件検討を行うとともにシュート誘導条件を解明し、半数体獲得をめざす。
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