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光単側波帯変調の光ファイバ伝送に適したヒルベルト変換器の研究開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 高野 勝美  山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要光ファイバ通信に適した光単側波帯信号を生成するためのヒルベルト変換性能を理論的に明らかにした。理想的なヒルベルト変換器を用いた単側波帯変調では、ピーク対平均電力比が大きくなるため、変調度を大きくすることができなかったが、ヒルベルト変換器の振幅特性を高域通過型とすることで解決できることを明らかにした。変調度を上げたとしても側波帯抑圧比は20dB以上が得られることがわかった。高域通過型ヒルベルト変換器を用いた光単側波帯変調は、光ファイバ伝送中の非線形に起因する自己位相変調効果による波形歪みの抑制に効果があることもわかった。波形歪みが発生する閾値光ファイバ入力強度を20倍まで大きくできることが明らかになった。当初掲げた目標はすべて達成した。今後は、フィルタ最適化法などの設計法を詳細に検討し、産業化につなげたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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