水溶液からのリチウムイオン回収用外部刺激応答性高分子の開発
研究責任者 |
坂本 英文 和歌山大学, システム工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本事業では、リチウムイオンと選択的に錯形成すると共に水溶性を温度変化により制御しうる部位と、その隣接する位置に金属イオンとイオン対を生成して錯形成能を制御するためのカルボキシル基を側鎖に備えたポリビニル系高分子吸着剤を開発し、リチウムイオンの選択的回収と吸着剤の再利用を目指すものである。本事業期間の終了に当たり、リチウムイオン選択性を有する14-クラウン-4の代わりに、その類縁体であるテトラエチレングリコールモノエチルエーテルをカルボキシル基の隣に有する高分子を合成して、水溶液への溶解性と溶存状態を調べ、溶解性の温度依存性を認めている。また、主目的であるリチウム回収剤については、14-クラウン-4部位の合成を行い高分子化を進めている段階である。
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