小型情報ポーター端末を用いた災害時情報配信技術の開発
研究責任者 |
塚田 晃司 和歌山大学, システム工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 不安定で断続的に切断され、分断される通信環境を前提とし、そのような通信環境下であっても情報伝達の可能性を高める情報配信手法を開発する。これにより災害時における情報の孤立を防ぐことを目指す。被災地の孤立地域上空を飛行するヘリコプタ、地上を走行する緊急車両、歩行者などを情報の運び手として利用し、少ない通信機会であっても、複数の運び手が連携し、駅伝でたすきをつなぐように、孤立地域と外部との間で情報を伝えるアプローチで解決をはかる。 平成23年度は固定通信機と移動通信機(情報ポーター端末)との間での情報通信方式の設計を実施した。平成24年度は引続き「やり取りする情報の種別・特性に応じた情報交換方式の設計」と10台規模の実証実験を実施する。 今後は、機材の低価格化を見据えて共同研究企業の模索をすすめていく。
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