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空気支燃型高速フレーム(HVAF)溶射法におけるWC系サーメット皮膜の機械的特性向上の検討

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 榊 和彦  信州大学, 工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要ランニングコストが低い空気支燃型高速フレーム(HVAF)溶射法によるWC 系サーメット皮膜の機械的特性向上の検討を溶射粉末、溶射ガンを含む溶射条件の最適化により、[1]皮膜断面硬さ1300HV以上、[2]耐摩耗性を体積摩耗比(軟鋼SS400)で0.02以下、[3]付着率60%以上を目標に行った。その結果、燃料ガス条件を高圧化することで、[1]1350HV、[2]0.03となり、現在主流のHVOF溶射とほぼ同等の皮膜が得られた。しかし、[3]付着率は[1]と相反性があり、未達成となった。さらに、溶射粉末中の気孔率を増加させて、粒子が扁平しやすくなることにより、従来の溶射皮膜より気孔率がひと桁低い非常に緻密な皮膜ができた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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