研究責任者 |
山縣 貴幸 新潟大学, 大学院自然科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究では、非接触の速度場計測であるPIVと圧力ポアソン方程式の組み合わせにより高空間解像度(500μm)の圧力計測法を開発することを目標とした。物体近傍を高解像度のPIVにより計測し、それ以外の領域は計測融合シミュレーションにより補完する方法を開発した。その結果、計測融合シミュレーションを用いることでPIVデータの周囲領域を補完することが可能となり、角柱や円柱を対象とした実験において600~1000μの空間解像度で圧力場計測が可能であることを示した。また、従来の圧力計測法と平均圧力や圧力変動が良好に一致した。今後は、より複雑な形状の物体への適用可能性や流れの3次元性の影響の評価が必要である。
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