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エクスパンシンを利用した細胞壁分解の効率化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 竹田 匠  (財)岩手生物工学研究センター, 生物資源研究部, 主任研究員
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要植物の細胞壁糖鎖を原料としたバイオエタノール製造において、細胞壁糖鎖をグルコースに変換する工程(糖化)の効率化は必須である。細胞壁糖鎖をグルコースに変換する手法としては、酸分解法や酵素分解法がある。酸分解法は硫酸およびその中和により生じる塩による水質への負荷が大きい。一方、酵素分解法は環境への負荷が小さいが酵素の製造コストが高いため、酵素化学的性質の改良および製造技術の開発によるコストの低下を実現させなければならない。エクスパンシンは植物の細胞壁糖鎖にゆるみを誘導するタンパク質であり、植物細胞の成長促進や細胞壁糖鎖の分解を促進することが認められている。そこで本研究課題では、細胞壁糖鎖の効率的な分解を実現するため、エクスパンシンをトリコデルマにおいて生産する技術を確立することを目的とした。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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