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メタノールの沸点以上で運転する高効率メタノール燃料電池の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 中川 紳好  群馬大学, 大学院工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要申請者らが考案した電極構造体を有するメタノール燃料電池では90%以上の高濃度メタノールを直接利用できる。本燃料電池では、燃料のメタノール溶液の沸点を超えた温度のもので発電効率が大きく増大することが確認された。この機構を解明し、条件を最適化して、これまでになく高い発電効率、出力密度を持つ燃料電池の開発を目指した。調査の結果、高温条件下ではメタノール供給律速による限界電流が生じ、メタノール損失の低下により発電効率が増大することが分かった。条件の最適化により、発電効率(最大値34%HHV)と出力密度(54mW/cm2)のそれぞれについてはほぼ目標値に近い値を達成できた。しかし、それらを同時に達成することはできなかった。同時に達成するためには、触媒活性の増大などの構造パラメータ及び運転条件以外の検討が必用であることが示唆された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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