標的DNA存在下でのみ発光する、簡便かつ正確な遺伝子検出プローブの開発
研究責任者 |
篠塚 和夫 群馬大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本課題では申請者らが蛍光量子収率を向上させた「含ケイ素蛍光剤」を活用し、簡便、高感度でかつ信頼性の高い遺伝子検出蛍光DNAプローブの実用化を目指した研究を行う。本プローブはステム部分に、含ケイ素ペリレン誘導体(蛍光剤)及びアントラキノン(消光剤)を有するステム・ループ構造を持ち、標的DNA非存在下では両者の相互作用により実質的に無蛍光となる。一方標的DNA非存在下ではこれと二重鎖を形成し、蛍光剤と消光剤が遠く離れる事で、顕著な蛍光発光を行うと期待される。さらに、遺伝子解析において重要度が高まっている、遺伝子中の一塩基の変異(SNPs)の識別の実現も目指す。
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