食品未利用資源の高度化利用の為の新規マセレーション酵素の開発
研究責任者 |
阪本 龍司 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 小麦フスマを新規マセレーション酵素で処理して得られる加工物の利用を目的に、本研究では加工物中の栄養成分の同定と動物実験による機能性評価、マセレーション条件の最適化、酵素生産条件の検討を行った。まず栄養成分の同定後に動物実験を実施し、本加工物特有の機能性を見出した。主要マセレーション酵素については異種大量発現による組換え酵素を用いてマセレーション条件を最適化した。続いて野生株による酵素高生産条件を決定し、本酵素を用いて小麦フスマのほぼ全部分を可溶化して加工物を回収することに成功した。今後は本成果をパイロットスケールで実証化し、低コスト、低エネルギーで容易に実施可能な技術の確立を目指す。
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