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米ぬかおよび米ぬか糖化液を発酵原料とした抗生物質生産技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 春日 和  秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本試験では、米ぬかを発酵原料とした抗生物質生産系の確立を目的とし、一般米や酒造米の米ぬかを添加した液体培地で抗生物質カスガマイシン(KSM)の生産菌を培養し、1 mg/ml生産量を目標としたKSM生産試験に取組んだ。結果、(1)KSM生産菌R6S1では目標値を達成できなかったが、KSM生産遺伝子群を導入した菌C42/pKSM109では目標値を超えるKSM生産を実現できた。(2)米ぬかを市販の酵素で前処理すると、KSM生産量の増加と時間の短縮が可能になった。(3)米ぬかへの油脂の添加によりKSM生産量が増加する可能性を示した。以上より、米ぬかが放線菌による抗生物質生産の発酵原料として有効利用できることを明らかにした。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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