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天然硫酸化多糖サクランを用いた鎮痒消炎性創傷被覆スプレー剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 本山 敬一  熊本大学, 大学院生命科学研究部, 講師
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要創傷に対する治療は、従来のガーゼと消毒薬の治療法から、創傷面の再生組織を殺傷させないために消毒薬を用いず、創傷面を被覆・保湿させることで、自然治癒を促進させる湿潤療法へと移行しつつある。本申請課題では、鎮痒消炎性を有する創傷被覆スプレー剤としての天然硫酸化多糖サクランの有用性評価を行った。TPA誘発性マウス耳介皮膚炎症マウスに対して、本剤は抗炎症効果を有することが明らかとなった。さらに、アトピー性皮膚炎モデルマウスに対して、サクランは鎮痒作用を示す可能性が示唆された。今回、鎮痒消炎性創傷被覆スプレー剤としてのサクランの有用性が示唆されたことから、今後、技術移転に向けて活動する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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