プリンテッドエレクトロニクスに向けたナノ機能材料の高分解能パターン印刷積層化技術の開発とデバイスの試作
研究責任者 |
伊東 栄次 信州大学, 工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究ではソフトリソグラフィ技術による選択的転写・積層法を用いて可溶性の有機半導体や絶縁材料、カーボンナノチューブ及びナノAgインク材料のパターン化と積層化技術の開発し、電極配線及び有機デバイスへの応用を試みた。各材料を分解能1μm程度でパターン形成し選択的に積層することに成功した。同技術により、オール印刷でパターン化と積層した有機薄膜トランジスタや、2種類以上の有機半導体膜を塗布法により積層化して作製した有機薄膜太陽電池や有機EL素子を試作し高性能化できることを示した。 また、凸版技術を使ってナノAgインク及びナノAg/CNT複合体をポリイミドフィルム上に直接パターン印刷して配線を行い、通常230°Cの焼結温度を必要とするナノAgインクをCNTとの複合化により180°C以下の低抵抗化に成功した。
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