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ボンドコート層への剥離進展抑制機構の付与による長寿命遮熱コーティングの実現

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 長谷川 誠  横浜国立大学, 大学院工学研究院機能の創生部, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究で開発した剥離進展を抑制する機構をタービン翼に適用し、寿命が従来の3倍(約3年)となる遮熱コーティング(TBCs)の実現するため、まずは新規機構の具体的応用として界面剥離強度(界面剥離エネルギー解放率)の3倍化の実証を試みた。TBCsは金属ボンドコート(BC)層とトップコート(TC)層から構成され、TC層が剥離し、最終的に脱落することで寿命を迎える。研究責任者は金属BC層を組織制御することにより、従来のTBCsに比べて界面剥離強度が6.8倍程度にまで向上することを見出した。しかし、コーティングプロセスに起因する剥離強度のばらつきが見られることから、今後はそれを減ずるためにも企業と連携するとともに、長時間の熱的負荷試験による寿命評価へと展開する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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