超長寿命フレキシブル有機EL発光素子を実現するフッ素系樹脂フィルムのプラズマ表面改質技術
研究責任者 |
大久保 雅章 大阪府立大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | A4サイズフィルムシートプラズマ重合表面処理装置により、PCTFEフィルム表面に大気圧非熱プラズマを照射し、直ちにモノマ(アクリル酸)をグラフト重合することでガスバリア性が高い超長寿命の有機EL発光素子を可能とするフィルム創製を行う。接着はく離強度の数値目標としては、1mm幅あたり2 N(ニュートン)以上をA4サイズフィルム得ることに設定した。現時点で得られている結果は1mm幅あたり最大1.5 Nと目標値をやや下回る値である。この値でも実用上は十分であるが、処理条件の最適化により今後更なる強度向上を図るべきである。なお、もうひとつの目標である有機EL発光素子の試作であるが、専門機関の協力により、ガラス基板上での発光に成功している。
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