微小クリープ試験片の採取による高温機器の余寿命診断
研究責任者 |
張 聖徳 立命館大学, 理工学部 機械工学科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 火力発電プラントのような高温機器の長期利用に伴う安全性確保のため、これらの高精度なクリープ損傷・寿命予測が大きな技術課題となっている。特にプラントの継続利用に影響しない評価法の開発が強く望まれている。そこで本研究では、標点部直径1mmの微小試験片を用いて、高経年損傷を受けた発電プラントの新たなクリープ損傷評価と寿命診断法を開発する。具体的には、経年劣化したボイラ配管部から、放電加工装置を用いて損傷量評価用のブロックを切出し、直径1mmの微小クリープ試験片を機械加工で製作する。この試験片を用いて得られるクリープ強度からボイラ配管の損傷量を正確に評価し、プラント継続利用が可能な評価法の確立を目指す。
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