研究責任者 |
藤井 正美 山口大学, 医学部付属病院 手術部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 脳の切除手術に際して、手術の合併症を回避するため機能局在を詳細に明らかにする必要がある(脳機能マッピング)。この術中脳機能マッピングは現在痙攣などの危険性がある電気刺激により行っているが、我々は合併症の少ない局所脳冷却により行うための脳冷却プローブを考案した。そして実際に術中の脳機能マッピングに使用し、7°Cの冷却により脳機能抑制効果があることを見出した(冷却による発話機能の抑制)。さらにこのエビデンスをもとにペルチェ素子を用いた冷却プローブの改良を行っている。現存する装置を改良し、冷却水灌流システムの小型化、脳表の迅速な冷却・復温の達成を目的としたPID制御システムの確立により装置の実用化を目指している。
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