頚部筋電位制御ユニットを用いた音声障碍者用発声補助デバイスの開発
研究責任者 |
大惠 克俊 名古屋大学, 工学研究科, その他
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究開発は、発声障碍者のQOL向上を目指した発声補助用デバイスの実現を目的とする。これまでに、形状記憶合金を用いた小型スピーチバルブ開閉機構用アクチュエータの試作と動作試験、小型発声補助用ポンプシステムに用いる小型圧電ポンプの入手、気流導入部の流路抵抗低減型カニューレの試作および、ポンプシステム用流路の設計、試作を行った。さらに有限要素シミュレーションソフトを導入し、流路やスピーチバルブ本体の設計最適化の方針について検討した。また、制御パラメータを容易に変更可能な制御ユニットを試作した。研究開発目標の現状での達成度はおよそ60%であると考えられ、今後はそれぞれの機構の最適化を進める必要がある。
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